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人力車
     



 100年ぶりに再現!干潟を走る人力車
〜偉人たちが旅した天草〜

日本でも珍しい明治時代に活躍した天草名物「水中人力車」を地域おこしグループの「天草デザインプロジェクト」が2014年7月24日、熊本県天草市の本渡干潟で100年ぶりに再現した。かつて偉人たちが天草を旅した時に乗った水中人力車を復活させ、観光宣伝に役立てようというものだ。

天草・本渡港が現在のように整備されたのは1955(昭和30)年。天草博覧会を契機に完成した。
それ以前は、明治から昭和の始めにかけて、天草上島と下島の間の海峡は干潟で、上陸するためには、満潮時以外は、沖の汽船から艀(はしけ=平底の船)に乗り、さらに膝ぐらいの深さの所から、「水中人力車」に乗り、現在の赤灯台あたりから、鶴屋天草店あたりにあった突堤まで約2キロの干潟を人力車が走った。この様子は明治時代後期に撮影された写真が残っており、それを見ると、沖の艀から10台の隊列をなし、干潟を走っている様子が写っている。(写真下)

 
人力車    
     

天草にはこれまで多くの偉人たちが訪れている。
1908(明治41)年1月、夭折の天才画家の青木繁が、東京美術学校(のちの東京芸術大学)の同級生だった本渡在住の高木巌氏を訪ね、滞在期間中に「天草風景」を描いている。さらに「赤い靴」や「シャボン玉」など国民的な童謡や民謡で広く知られている野口雨情氏が1925(大正14)年と1934(昭和9)年、1940(昭和16)年と三度も天草を訪れ、詩作行脚を行ったことが知られている。船旅が主流のこの時代。海の玄関口から本渡に入るには水中人力車を利用した。
また、明治40年、北原白秋らが天草を紀行した「五足の靴」の文中にも長洲町で体験した「水中人力車」について次のような記述が残っている。
「車は海の中を走って行く。車の輪の心棒隠す位の深さで、まるで橇(そり)が氷の上を滑ってゆくやうに、車は水の面を走ってゆく。乗って居る者の心地は世に例なき喜ばしさである。(後略)」

「水中人力車」は当時、日本では天草や長洲町、千葉県木更津など数カ所しかなく、大変珍しいものであった。天草では1928(昭和3)年、大矢崎港が完成するまで存在したが現在、残っているところは一つもない。
島内で調査を続けて行くうちに、明治後期に使われたという人力車が天草郡苓北町の旧家に保管されていることが分かった。(写真)車輪は現在の人力車のようにゴム製のタイヤではなく、大八車のような木製(鉄輪)である。

プロジェクトではこの日、浴衣姿の倉本ゆみさん(POPアーティスト=福岡)や時代物の衣装に扮した地元の役者らが人力車に乗り、実際に干潟を走向するシーンなどを4Kデジタルシネマで撮影した。撮影は天草テレビでのインターンシップの天草高校、苓明高校生らも協力した。
今後、番組はインターネットで公開し、新たな観光資源として提案して行く。

「天草デザインプロジェクト」公式サイト
4K Digital Cinema(YouTube)>>>
「Filmconvert Cinematography Competition 2014」にノミネートしました。

問い合わせ:「天草デザインプロジェクト」
金子寛昭プロジェクトリーダーまで
TEL 0969-22-2350(天草テレビ内)
メール
(2014/8/20)

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◎メディア掲載
「朝日新聞」2014年7月30日朝刊

「熊本日日新聞」2014年7月25日朝刊

         
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