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  ママに会いたい!
フィリピンに孤児院を建てた牧師夫妻
 
 

 

フィリピンに孤児院を建てた牧師夫妻が演奏する「チャリティー・やすらぎコンサート」がこのほど、熊本県天草郡苓北町の天草中央教会であった。
牧師・藤正信、和子夫妻は栃木県在住。
今回、教会の招きで初めて天草に来た。

24歳で結婚。
ジャズが好きな正信さんは、バンドが組めるほどたくさんの子供を欲しいと思っていたが、
実際授かったのは1人だけだった。

そして19世紀、イギリスの牧師で孤児院を建設し、偉大な業績を残したジョージ・ミューラーに感化され、夫妻は里親制度を利用し、子供達と関わり始める。

1人の子供を育てることすら大変だが、
「心をかきむしられる思い」をしながらも男の子10人、女の子2人を育ててきた。

その中でも妻の和子さんが忘れられないのはフィリピンから来た女の子で、
親が離婚し、現地では父親に育てられていたが、満足に食事も与えられていなかったという。

日本の里親として夫妻の元に来てからは、学校にも行かず、平気で嘘を言い、和子さんもほとほと、手を焼いた。

しかしそんな彼女がある日、ベッドの中で布団をかぶって、泣いているのに気づく。

「ママに会いたい、ママに会いたいの!」と泣き叫んでいた。
生まれてまだ一度も見たことのない自分の母親。
恋しくて、恋しくて、泣き、叫んでいたのだという。

そして和子さんはこの子のために何が出来るのだろうと思い、「本当に幸せになって欲しい」と願った。

95年、布教のため訪れたフィリピンで、乞食同然の子供達の惨状を見て、現地の神父に相談し、孤児院建設を思い立つ。

帰国後、建設・運営費をねん出するために日本全国を廻るチャリティーコンサートを始める。

97年、フィリピンのミンダナオ島の近くのサマル島に念願の、孤児院「あどない・いるえ・チルドレン・ホーム」を建設した。現在、約30人の子供達が暮らしている。

夫妻はチャリティーコンサートを通じて、愛と命の大切さを訴え、子供達の幸せを祈り続ける、、。

 
 

 


(ブロードバンド Broadband)

 

            

  

 
 



 

 

 

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